スチュワーデス研究



日本航空 制服特集

〜7代目制服〜





7代目制服は1988年に着用が開始された

森英恵デザインから離れ、初の制服デザイン一般公募が行われる

これについては「制服のデザイン」のページに詳しく書いてあるので是非ご覧頂きたい

日本航空のコーポレイトカラーの赤と紺、セクシーなタイトスカート。

スチュワーデスのイメージにふさわしい 魅力的な制服である

(紺と赤のコーポレイトカラーについては「歴史と制服」にも記載)





7代目制服。画像をクリック




6代目制服と比較し生地は厚め

非常にしっかりした作りで、そのせいかジャケットなどは意外と重かったりする

アイテムにはベストも追加された

ジャケットを着用せずにベストのみでもOKだったので

暑い都市へのフライトでもジャケットを着なくて済むようになった

色調は明るめの紺から濃い紺となり、5代目ミニスカと同じような色合いに戻った



スカートはストレッチ素材となり、ベルトの着用がなくなった

スカートの横部分でウエストを調整するのだが

ストレッチ素材ということもあり、CAはかなりピッタリ目のサイズのスカートを着用していた

従って、スカートのタイト具合は歴代制服の中で最もセクシー

JAL機に乗るとスチュワーデスの

パッツンパッツンのタイトスカートばかりを見ていた記憶がある・・・






スカートのファスナー部分と調整ベルト、画像をクリック



スカーフは職制によって数種類が存在した

形は今までのような長方形ではなくネクタイを太くした感じのもの

リボン結びを前提にデザインされた形で結び方は限られた

リボン形とは別に細いネクタイ形もある

なおこの制服の着用期にJALマークのロゴ変更があったために

スカーフとエプロンのJALマークのデザインも変更されている

前期型は太めのロゴ、後期型は細めのロゴである




(左)前期型、(右)後期型、画像をクリックするとスカーフの詳細



エプロンは赤・紺・緑・黄の4色

この頃から機内販売用のエプロンが発売され

デザインは同じであるが機内販売用はグレー・ピンク・水色の3色であった

靴とパンストについてはパンティストッキング分析 2の項を ご覧頂ければと思う

ブラウスは細いストライプが入ったものと無地のもの、

いずれも白色である。ブラウスとジャケットのショルダー部分には

肩章がデザインされており、これが「ミリタリー調 制服」と言われる所以である





画像をクリック




胸にはJALのウイングバッジが付けられる

前代制服から襟のところに付けている緑十字のバッジであるが

これは「安全バッジ」と呼ばれるもの

1970年代、日本航空は連続事故を起こしていた

それを機会に安全への啓蒙活動の一環で安全バッジの着用を始めた

このバッジを紛失するとキツイお叱りがあり始末書を書かされたりもした



しかし1990年代後半になると着用しないCAも増え、

バッジをつけていなくても誰も何も言わなくなってしまった

自然消滅という形だったかもしれない

バッジは正式に廃止され、現在では身分証明の片隅に

安全バッジのマークが印刷されている



7代目制服着用から6年が過ぎた1994年には「リゾッチャ」のフライトが始まる

ハワイ、サイパン、グァム、オーストラリア、沖縄へ飛ぶ機体には

ハイビスカスや南国の鳥が描かれた

後にはポケモンジェットやディズニーのペイントなどが登場し

今では斬新さがなくなってしまったが、当時は少々めずらしいものだった

機体のペイントに合わせて制服にもリゾッチャ仕様が登場

ジャケットは着ずに花柄のブラウスを着用するのだが7代目制服にはベルトがなかった

そこでリゾッチャブラウスに合わせてベルトを追加

ベルトは上から"巻くだけ"なのでベルトとしての機能を果たしていないのだが

制服の良いアクセントとなっていた






(左)エプロン、(中)ブラウス、(右)リゾッチャブラウス、画像をクリック



7代目制服の着用は96年まで。制服改訂が決まった時には

次はどんな制服になるのか、さらなるセクシーな制服を期待して

非常に楽しみにしていたのだが・・・次回は「日本航空 制服特集'96- 」



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2006.11.1