スチュワーデス研究



日本航空 制服特集

〜ミニスカ制服から現行制服まで〜


(5代目ミニスカ制服の最新分析を'70 アテンションプリーズに掲載。2007.10.14)





かつてのナショナルフラッグキャリア、日本航空

JALのコーポレイトカラーだった紺と赤の組み合わせは

日本のスチュワーデス制服の王道であった

残念ながら8代目制服(1996-2004)、そして9代目となる現行制服(2004-)からは

紺+赤の色使いから紺だかグレーだかよく分からない地味なデザインの制服

に変更になってしまったのはご承知の通り



近年はANAのストライプ制服のイメージが強かったためか、

制服は赤+紺に限るという方は少しずつ減ってきているようだが

これについては「スチュワーデス研究 第4章」もご覧頂ければと思う

とにかく昔の制服と比較すると現在の制服には華麗さというか、

セクシーさというか、ウキウキするような華々しさがない



ネットの普及で昔の制服の写真を見る機会は増えたが

雑誌、広告に使用された写真の使い回しが多く、

なかなかオリジナルの画像というのは少ない

たまに元スッチーが自分のブログに昔の制服姿を載せていたりもするが

どれもスナップ写真程度なので画像的には満足度低し・・・



そこで各歴代制服での撮影を思いついたのだが、何せ昔のもので入手は困難

モリハナエミニスカともなれば 37年も前の制服である・・・






JAL5代目制服
残念ながら制帽とスカーフが手配出来ず。ご容赦頂きたい




初代制服から4代目制服(1192-1969)はあまりに昔のことなので

誰も興味が無いと思い、割愛させて頂いた

「2代目制服に私は興奮する!」という方はおそらく90才以上!?

ということで、まずは1970年代の華々しい5代目制服から紹介



5代目制服は1970年から着用が開始された

1960年代後半からの世界的なミニスカートブームに乗り、

パリコレなどで有名だった日本人デザイナー、森英恵にデザインを依頼

JALコーポレイトカラーの紺と赤を主体とした色使いもさることながら、

超ミニスカートに斬新なデザインのヒールは30年が過ぎた現在でも

新鮮なデザインである



製造元は銀座「羊屋」

当時のパイロットの制服もすべて羊屋製

この羊屋、60年代から70年代にかけて有名な洋服メーカーであったようだが

現在はどこかに吸収されたか、消滅したか、不明であった

制服は半袖と長袖があり、スチュワーデスは季節やフライトに合わせ選択していた

靴は銀座ワシントン製、いずれも当時としては「高級ブランド」

一着あたりのコストはかなりの高額であったと思われる

しかも制服は既製品ではなく、スチュワーデス各自の洋服サイズを採寸し、

完全オーダーメイドだったらしい

よく見ると制服のタグにはサイズ表記がない






画像をクリック



ワンピースで背中にファスナー、左胸にはポケットがありJALマークの刺繍

スカートは大きめのプリーツになっている

正面中央、ウエストのところにある紺に赤丸の部分

これはベルトのバックルではなくワンピースに丸形部分が縫い付けられており、

ベルトを通す穴になっている

このバックル風 丸形デザインの内側でエナメルベルト本体のフックを

ベルト穴に引っ掛けるようなスタイル

現行制服もこれとまったく同じで

バックルの内側にフックがついており、それをベルト穴に差し込む形である

エナメルベルトは赤と紺の2色があったが、赤をつけるスチュワーデスがほとんどで

紺は人気がなかったらしい






バックル風デザインの丸形とエナメルベルト・画像をクリック



この制服、画像で着用している当サイトキャンペーンガール!? りえちゃんの感想によると

高い生地のせいであろうか、とても着心地が良いとのこと

体にフィットするそうである

もしも彼女用に採寸をしたオーダーメイドであったら

もっとピッタリとして決まっているはず



画像が見つからず申し訳ないのだがスチュワーデスとは別にパーサー用のワンピースも

存在していた。これは胸のJALマーク刺繍の下にウイングマークの刺繍が追加される

そして長袖の左袖部分にパイロットと同じような白線の刺繍が入る

機長は4本、副操縦士は3本だがパーサーは2本の白線であった



下着の話

「パンティストッキング分析 2」にも書いたが

当時のスチュワーデスは黒や紺などの下着を必ず着けていたという

何せ、少し腕を上にあげただけでスカートはたくし上がり、即パンチラ

という制服なので白などの明るい色の下着を着けていると目立つ



撮影が終わって画像を整理していて、気づいたのだが

半袖夏服で生地が薄いためであろうか、正面からブラの白色が透けて見える!?

制服には胸部分にパットなどは付いておらず、

りえちゃんに確認したところ「たぶん下着が」とのこと

正面から透けブラとはこれいかに・・・

やはり濃い色の下着が当時のスチュワーデスには必須だった事を改めて確認するに至った



スチュワーデスの一人暮らし。ベランダに干してある洗濯ものは

黒のブラジャーに黒のパンティー、黒のパンストに紺のパンスト、

夕方から出かけたり、深夜に帰宅してみたり・・・

近所の住人からは「あの女の人、絶対水商売よね」と噂され・・・

というケースは当時、本当によくあったらしい

航空会社が今では考えられないこのようなミニスカを制服に採用した理由については

「スチュワーデス研究 第1章」をご覧頂きたい


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2006.9.25