CAと知り合うには

〜基本編 改訂版〜




すでに閉店しているラーメン屋を紹介しているブログを見るたびに

ちゃんと更新しろよー、などと思っているが、人のことは言えたものではない。

書き換えなければと思っていたら、あっという間に2011年になってしまった。

CAと知り合うには、を書き始めた頃はPCやwebが今ほど普及しておらず、

掲載している情報があまりに古くなってしまった。

CAへの声をかけるタイミングなどに変わりはないが、席の予約など

情報収集の部分を新しい情報に更新してみた。



CAと知り合うためには・・・飛行機に乗る。

空港でナンパしようとか、帰りの電車の中で声をかけようとか、余計なことは一切考えてはいけない。

ましてや、出会い系とか結婚紹介サイトなど、リスクと金ばかりかかってしまう。

とにかく飛行機に乗ろう!それが知り合える最短距離だ。



まずはネットで便を予約。

大昔は座席番号図(シートマップ)はなかなか見ることが出来なかったが

今ではシートマップを見ながら事前に座席指定もできる。とても便利になった。

予約を入れる際には以下の2点を考慮。



・満席便や満席に近い便は避ける

・最後尾通路側席の確保



今回は日本航空国内線を例にしてみる。

JALは国内線の場合、エコノミークラス以外に「クラスJ」「国内線ファーストクラス」がある。

時刻表一覧から見た時、これらの上級席が埋まっているかどうかで

だいたいの混み具合がわかる。

例えエコノミーが「空席あり」○印になっていても、意外に満席に近かったりすることもある。

近年、空席の多い便は小型機に変更され、空席だらけの便というのは少なくなっている。



「クラスJ」「国内線ファーストクラス」には乗らない。選択はエコノミーのみ!

満席に近い便に乗るとしても最後尾席に座ることが必須。

これは「孤立空間の確保」のため。これが最も重要なポイントである。

周囲の目があるとCAと話がしにくい。CAにしても同じ。



例えばCAとの会話が弾み、CAが連絡先の交換をしたがっていたとする。

しかし、公衆の面前で連絡先交換など出来たものではない。

席の選択によっては成功するはずの可能性を自ら潰してしまうようなもの。

初心者の大きな間違いは「お見合い席」に座ってしまうこと。

これは10年前も今も変わらない大きな大きなミステイク!

「私はCAをナンパしに来ました」と顔に書いてある・・・

お見合い席、孤立空間については過去の章など参考にして頂きたい。



今回はJEX運航の羽田-関空線の便を予約。

近年、JALの一部路線は低コストのJALエクスプレスに移管されている。

JALエクスプレス=JEXではCAのことを「スカイキャスト」と呼ぶ。

JEXやスターフライヤー、スカイマーク、ソラシドにピーチ・・・

いろいろな航空会社の出現で日本のCAのカラーも少しずつ変化していくのかもしれない。




予約の画面





シートマップ




さて、事前座席指定の画面に進むと、空席状況が表示される。

中央のDからG席はB737なので存在していない。

通路は中央の一本だけなので、狙う席は、39のH。トイレの真横。

乗客が降機のために機体前方に視線を向け、待っている間、最後尾は人目に触れない。

一つでも前の席に座ってしまうと最後尾のCAがいる場所への移動が難しい。

降機の際に最後尾にいれば、CAへ容易に声がかけられる。




事前座席指定の画面




最後尾通路側39Hを見ると、選択できず。すでに誰かが予約をしている。

満席便であれば最後尾が埋まっているのもわかるが、

この便は空席が多い。それにも関わらず最後尾席が左右とも埋まっているのは

以下のいずれかと推測。



・デッドヘッド(便乗)のCA、パイロット

・ツアーの団体客

・事前座席指定の対象外



団体の場合はもっとゴッソリと席が無くなっているので今回は団体ではなさそう。

便乗のCAやパイロットが座っている可能性は高い。

最後尾は機種によってはリクライニングしない席もあって移動の社員は

最後尾というケースは多い。



事前座席指定の対象外というのは、席は空いてはいるが

予約は入れさせないというもの。

デットヘッドのクルーは便の数時間前にチェックインするので

そのために空けている席ということもある。



ネットや代理店などで航空券を購入する際は、座席指定をしてはいけない。

事前座席指定はせずに空港に行く。

空港に着いたら自動チェックイン機は利用しない。

自動チェックイン機はwebサイトと同じ情報しかなく、

希望の席が実は空席であってもとれない。さて、どうするか。

まっすぐ向かうのは航空券購入の窓口。すでに購入済であっても窓口へ行く。

JALの羽田空港の場合は南側ロビーにある。




航空券購入窓口




航空券購入窓口に行く際は時間的余裕を見て空港に向かう。

混雑していると手続きに15分くらいはかかってしまう。

航空券購入やそれ以外の理由で自動チェックイン機で使わない客は

何かしらの特別な事情がある。従って窓口の対応に時間がかかって

列が進むのが異常に遅かったりすることもある。

待っている間に案内係が自動チェックイン機を勧めてくれても

取りたい席が自動チェックイン機では取れないので、とお断りする。



今回の便の場合、

窓口では、予約番号と便名を伝えた後、「一番後ろの通路側、39の席は空いていますか?」

とGHに聞く。ここで気をつけなければいけないのは

座席番号を言わずに単に後方通路側希望と伝えてしまうと

空いている席の中での一番後ろと誤解されたり、

ブロックしている席や便乗のために空けてある席を取ってくれない場合がある。

何番、と具体的に指定すれば何か特別な事情でもない限りは席がとれる。



CAfun管理人が選択した便はweb上では最後尾席は埋まっていた。

しかし航空券購入窓口で指定するとGHのお姉さんは空席ですとの答え、

ということで、最後尾席を確保。

webサイト以外、他の場所で航空券を購入する際も事前座席指定を絶対にせず、

空港の窓口で行おう。




JEX・ボーイング737-800




そんなわけで時間に余裕を見すぎているので搭乗まで時間を必ず持て余す。

そんな時は羽田第一ターミナル側・京急線へのエスカレーター前の「ブックスフジ」に寄ることにしている。

第二ターミナルからだと地下通路を通って5分程度か。

ブックスフジは普通の書店ではあまり見られない航空関係の書籍が多く、

専門書や"スッチーモノ"の本も置いてある。

たまに掘り出し物があったりするので数ヶ月に一度はチェックしている。




ブックスフジ



航空関係本が多数





こんなエロ小説を発見




ブックスフジでエロ小説を発見したので購入。

「元CAによる書きおろし」というのは新しい。中身はまたの機会に詳しく紹介。

それではいよいよ搭乗。CAfun管理人が実際に声かけをした様子をレポートする。



後半へ続く




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2011.11.16