スチュワーデスの寮生活

〜寮の今昔〜




「スチュワーデスの寮生活」、なぜか萌える響きである


スチュワーデスの寮・・・


綺麗なスッチーが押すな押すなの大盛況、キレイなおねえさんの香水の匂いで

寮の部屋も廊下もお色気ムンムン、あんなことやこんなことまで・・・

いったい何を書いているのか 自分でも意味不明であるが、

「CAの寮」に興味が湧くのはスチュワーデスファンとしては当然であろう



ベッカムやらマイケル・ジャクソン、ビートルズ・・・

宿泊先のホテルには熱心なファンが大勢押し掛ける

いつの時代にでもある熱狂的かつ平凡な風景である

まあ、それらと同じ心理で憧れのスターがどこに住んでいるかなど

変態でなくともファンであれば興味があるのは当たり前

従って本章の分析を「この変質者め」という先入観を持った目で見るのは

くれぐれもご遠慮願いたい。(変態管理人より)



さて、CAの寮生活とはどんなものであろうか

高級なマンション風で優雅な生活?それとも学生の寮のような感じ?

場所はどこにあるの?などなど・・・

過去を知ってこそ、未来がわかる。という格言もあることなので

まずは時代をさかのぼり、古き良き時代の寮の話から紹介していこう



スチュワーデス寮の歴史上で最も古い寮、

それは大阪・箕面市の「全日空桜ヶ丘寮」である

建設されたのは1960年代。当時としては鉄筋コンクリートの建物は多くなく、

ニュータウンと呼ばれる団地などと同じく

憧れの対象でもあり、とてもお洒落な住まいであった



その後、スチュワーデスの数が増えるにつれ、

JALは横浜市・緑区の「青葉台寮」、東京・大田区の「西嶺寮」、東京・港区の「スカイハウス」

ANAは川崎市・宮前区の「宮前平寮」など、続々と寮が増えていく。

寮といえば、JAL・ANAのベースがある羽田や伊丹のすぐそばにあるのでは?

と思われがちだが、実際には空港からは離れたヘンピな場所が多かった

これは自社で土地建物を所有するために、コストを安く押さえようと

まだあまり人が住んでいないような新興住宅地を選択していたためである



阪急箕面線 桜井駅から徒歩10分の全日空桜ヶ丘寮、

東急田園都市線 鷺沼駅から徒歩15分のANA 宮前平寮など、当時は電車は通っていても

周りは田畑や雑木林ばかり、夜は虫やカエルの鳴き声が聞こえるような場所である

そんな人気のない寂しい土地にポツンと寮が建っている

というのが当時の寮の実態であった

1974年と現在の航空写真のリンクを用意したので

比較してご覧頂きたい。(googleマップは写真拡大可)



1974年の全日空宮前平寮

現在の同位置の航空写真






川崎市・宮前区有馬「全日空 宮前平寮」。画像をクリック



寮は4階建、玄関受付には寮のおじさんが詰めている

部屋は一人部屋でベッドと机が備え付けられた四畳半。

部屋にシャワーや風呂はない。洗面所はない、トイレもない

オラ、こんな村 イヤだぁー♪と歌が出そうである・・・



共同の洗面所、共同トイレ、簡単な調理ができるキッチンが各階ごとにある

食事は大食堂、風呂は大浴場。

というのがこの当時の平均的な寮の姿である



中にはJALの「スカイハウス」のように八畳の部屋に二人暮らしという寮もあった

いまの時代から見れば、何だか息が詰まりそうな環境ではあるが

常に友人がそばにいてくれて、困った時、辛い時には相談相手になってもらえる、

同期や後輩など遊び相手、話し相手には困らないので寂しさを紛らわすのには

とても良い環境だったらしい








東京・港区港南「日本航空スカイハウス」。画像をクリック

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2007.4.29