スチュワーデス研究



パンティストッキング特集

〜気になるあのパンストのメーカーは?〜





スチュワーデスファンにとって制服は憧れの的

あーしてみたい、こーしてみたいと妄想を抱かせるのも全ては制服のせいである

制服の中でもフェチ的要素が最も強いのが「パンスト」であろう



日本航空の歴史に残る、モリハナエ デザインの超ミニスカートのワンピース制服

ミハマ調の大きな赤いボンボリが付いたハイヒールは黒に近い紺色

パンストは"黒"または"紺"である。当時の映像やら写真を分析してみると

ミニスカ制服が黒に近い紺色なのでパンストも黒に見えるが

支給品は紺色だったとの話も聞いた

リサーチしてはみたものの、この当時の制服のパンストメーカーは不明だった

冒頭からいきなり「不明だった」でコケましたか?






ミニスカ制服とミハマ調 ボンボリ付きヒール





70年代中盤から80年代初頭くらいまで「ハマトラ」「ニュートラ」と

言われるファッションが流行っていた

前者は横浜元町から発祥したトラッド、後者は新しいトラッドという意味

赤や紺の色使いが多かったために街では紺色のパンストを履いてる女性が多くいた

これらの街のファッション、当時の流行が航空会社の制服に与えた影響は大きい



"紺"の制服に赤いベルト、パンストは"紺"という組み合わせは

スチュワーデス物語でおなじみのモリハナエ制服、

その後の本井重信氏デザインのミリタリー調 制服まで続く






この時代のハイヒールは紺
パンストは紺だが後期になると黒ストを履くCAもいたようだ




パンストは制服と同時に支給されていた

入社時には3ダース。それ以降は点数制で決まった数のパンストが

支給される仕組みだった

JALの紺色パンストのメーカーはカタクラ、商品名は「キャロン」である

キャロンはJAL専用の品物がメーカーから卸されていた

パンストのパッケージには懐かしの鶴丸マークも印刷されている

特注品かと思いきや、街の商店で売ってる紺色パンストと同じで

外側のパッケージが違うだけだったらしい






JAL支給品のカタクラ・キャロン





そしてもう一種類の支給品はアツギの「フライトシェープ」

これは関係者の証言によるもので製品名は若干違っているかもしれない

何せ20年くらい前の事なので間違っていたら勘弁してほしいとのことだった

フライトシャープかもしれないがフライトシェーブではない

シェーブだと剃っちゃうってことですから・・・

もう、変なことを想像しちゃいました。



CAはカタクラかアツギのどちらか好きな方を選択出来た

いまは経済的に厳しく、航空会社はパンストの支給をしておらず

スチュワーデスが自分でパンストを購入するという図式。

もともと外資系エアラインでは当たり前のことで

いくら制服のトータルコーディネイトとはいえ

靴下まで会社から貰えたなんていうのは贅沢な話である・・・



カタクラ、アツギともに紺色なのだが、紺の色合いが地味で

パッと見には黒に見えないこともない

しかし、よーく見ると紺色なのがJALのパンストの特徴、

まあ、よーく見る機会というのもなかなか無いのだが・・・






JAL支給品のアツギ





さて紺のパンストの王者と言えば、もちろんカネボウの「ベルパワー」だろう

これはANA 8代目制服から採用された品物

デサイナーの芦田淳が色まで細かく指定し、

ストライプ制服とコーディネイトした作品である

こちらはJALのカタクラとは違い、完全なる特注品

ANAの制服のためだけに用意されたパンストで一般には販売されていなかった



客室乗務員以外は入手不可能だった為にネットオークションで高値を呼び、

CA着用済みの出品などは10万円を超えることもあった

その後、オークションマニアや関係者はこの事を知り、

皆がオークションに出品するようになり、一気に値崩れ。

今でも出品は多く見かけるようだが価格的にも入手は容易なようだ

しかしオークションの規約が厳しくなり着用済というのはさすがに見かけない



CAfun管理人の知り合いのアパレルメーカーの友人の話によれば

特注のパンストであっても素材的には普通の製品であろうから

一般に卸すとしても150円程度、

定期的に大量に卸すANAに対しては更に安い価格だろうとの事だった

コンビニで見るような一般のパンストが2枚500円くらいなので

ベルパワーの元の値段はあまり高くなく、決して高級なパンストではないようだ



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