JAL11代目制服

〜2020年に改訂 〜





イナバヨシエ制服が2連発で改訂されたのは

8代目と9代目のとき。

ほとんど変化がなく、変える意味がないとの

意見が多かった。

その反動で鶴丸やコーポレイトカラーの赤と紺の

色使いを復活させた10代目のワンピース制服は、

インパクト強く、華やかさも感じられ、

JALらしい素晴らしい制服だった。

これを超える必要に迫られるのが、

2020年の東京オリンピックを機に改訂される、

JAL11代目制服である。





三つの新制服候補、ABC











投票や公募の形式は過去にはあったが、

今回は意見を聞くというスタンス。

「みんなのJAL2020新制服プロジェクト 〜アンケート編〜」

ということで、一般からの意見を募集するという。

それではCAfunとしての意見を述べたい。

パッと見、現行の10代目と同じイメージ。

8代目制服から9代目制服へ改訂された時と

同じ雰囲気が感じられる。





8代目制服から9代目制服に変わった時のガッカリ感は大きかった



カメラやコンピューター、自動車や飛行機、

制服でも何でも、モデルチェンジというのは

顧客へインパクトを与えなければ

変える意味がない。

そのデビューを期待させる。

ワクワクする、発表が待ち遠しい、早く購入したい・・・

今で言えばアップルコンピューターの宣伝戦略が

いい例だろう。

また、シンガポール航空のように

制服は長年に渡って変えないというのも

素晴らしいことかと思う。



航空会社はCAを宣伝の道具にするならば、

その重要なポイントである制服に関して、

機能性や着やすさ、コスト削減ばかりを

考慮するのではなく、

エアラインの顔としての華やかさ、セクシーさ、

セクシーというのはいやらしい意味ではなく女性らしさ、

そして気品、JALらしい個性、

そんなトータルデザインとして魅力的な制服を

新しい発想を持って考えてほしい。

あっと驚くような斬新で華麗で、

目新しいモデルチェンジこそが顧客の目を引き、

最終的には企業と顧客、

双方の収益につながるのではないだろうか?





三つの新制服候補



コーポレイトカラーの紺と赤、鶴丸、

これらは素晴らしくエレガントさも感じられる。

しかし新制服としてはインパクトに欠ける。

期待感が少ない。

果たしてABCのいずれになるのか、

それとも三つの案をベースとして

さらにデザインを変更してくるのか。

JAL11代目制服は2019年夏頃に発表され、

2020年4月から着用開始予定。





新制服案は13社から30案が提出されたという。

その中から絞り込んだのがABCの3案。

制服案の実物はJALの工場見学に行くと、

見ることができる。

以下に各案のディテールを紹介。












































JALは7代目ミリタリー制服の時、

一般公募で広くデザインを募集したことがある。

制服案が複数公開され、

最終決定した案にさらに手が加えられて

7代目が登場した。

今回の11代目JAL新制服も

公開されている現在の形とは、

若干違ったデザインになることが予想される。






JAL7代目ミリタリー制服、左が最終的に選ばれた制服案。
右が手を加えられて登場した7代目ミリタリー制服。










2019.3.1 CAfun(c)