JAL&ANA 新制服へ

〜2013年-14年〜




日本航空は2013年に新制服へ、

またANAも2014年の制服改訂を発表した。

ANAは設立60周年を記念しての改訂らしいが、

2代続いたストライプのデザインから脱却するのか、注目したい。



日本航空はまもなく新制服が発表されるはず。

近年のJAL制服改訂の時期期間は下記の通りだった。


5代目ミニスカ制服モリハナエ     1970.7~77.9 (7年2か月)

6代目SS物語制服モリハナエ      1977.10~87.12 (10年2か月)

7代目ミリタリー調 本井重信     1988.1~96.9 (8年7か月)

8代目スーツ制服イナバヨシエ     1996.10~04.3 (7年5か月)

9代目スーツ制服イナバヨシエ     2004.4~



スチュワーデス物語時代の6代目制服が10年を超えたのは

1985年の123便事故の影響。

通常は約7年から8年で改訂というペース。

破綻から再建という経営状況の中、

結果的にそのペースに変化なし、ということになった。



現在の制服のデザイナーはイナバヨシエ。

1996年10月、2004年と二度続けて制服デザインを担当した。

同じデザイナーが発想する制服には限界があり、

同じようなデザインになってしまうのは必然。

さすがに三度続けて同じデザイナーということもなく、

新制服はケイタ・マルヤマという男性デザイナーに。





8代目イナバヨシエ制服→9代目イナバヨシエ制服



華やかだった日本航空の制服は改訂の度に

アイテム数を減らし、デザインもシンプルになっている。

着心地や機能性、コストについてCAfun的には

どうでもいいのだが、とにかく素敵で、魅力的で、

セクシーで、気品があって・・・そんな制服を期待したい。






モリハナエデザイン、ガルーダインドネシア航空。
1960年代のミニスカ制服




1988年のJAL制服改訂は公募形式でデザイナーが多数参加。

アンケートや試作制服での乗務など、

JALらしい派手さが炸裂した一大イベントだった。。

改訂には予算が大きく影響する。

予算があればそれなりの魅力あるものに。

予算がなければシンプルに。

またしても地味な制服へとグレードダウンする可能性も強い。

ここはひとつ、パーッと大金を使って、

素晴らしい制服改訂を行ってほしい。

美人CAに魅力的な制服、

男性乗客を引きつける単純な戦略に戻ってほしいものだ。





1987年、機内で配られたチラシ




最終4候補。左から二番目が採用されたミリタリー調の試作制服




CAfunでは2013年に着用開始となるJAL10代目制服を予想。

あくまで予想なので、ハズレてまったく違う制服が登場した時は

笑って許して。



予想ポイントはJALが鶴丸のロゴマークを復活させた点。

過去の栄華をもう一度、という想いは強いはず。

制服を決定する部門もデザイナーも過去の制服を

意識しないはずがない。

鶴丸ロゴで最もJALが輝いていたのは

やはりモリハナエ制服の時代だろう。

南回りヨーロッパ線、中近東へも就航していた。

5代目ミニスカ制服、6代目のスチュワーデス物語制服の時代は

日本航空の黄金期とも言える。



鶴丸ロゴ復活に関連して何かしら過去の制服のイメージを

踏襲する気がする。

これは期待でもあるが、華やかさ=制服らしいデザインと色使い、

そういう点からは現行のイナバヨシエデザイン制服は華やかさに欠ける。

日本航空が発表した制服のコンセプトは以下の4点だった。


・視認性の高さの実現

・清楚で上質なデザイン

・挑戦のスピリット

・コスト削減


5-6代目制服はモリハナエのワンピース、7代目制服はツーピース、

8-9代目はイナバヨシエのスーツ。

順序でいってもまたワンピースに戻るのが自然かもしれない。

そして鶴丸ロゴ時代を意識すれば、

当時のコーポレイトカラーだった紺色+赤色の

JALの制服カラーの復活の可能性もある気がする。



そしてひと目で見てわかる、という点は

紺色の制服に赤か白でアクセントを入れるのではないか。

制服を紺色のワンピースとした場合、アクセントとして入れるのは

イエロー、グリーン、オレンジ、ブルー、ブラウンなどでは

バランスが悪いし、JALのカラーではない。

そうなると選択肢は赤、白。 黒も有りか。






(左) JAL5代目モリハナエ制服。調布空港にて
(右) JAL6代目モリハナエ制服。ファッションショーでめずらしい肌色パンスト。




清楚で上質でコスト削減、アイテム数を減らしつつも

高級に見えるデサインと生地を採用するのだろう。

生地については素人なのでよくわからない・・・

アイテム数を減らすためにスカーフ廃止もありか!?

挑戦のスピリットというのはよくわからないが

斬新なデザインということか。



制服のデザイナーはケイタ・マルヤマ。

どのデザイナーもそうであろうがその人の趣向、

路線は決まっていてデザインは画一化されているように思える。

看護婦の制服もデザインしているようで

それを元に色づけしてみたのが最下段の予想図。



ケイタ・マルヤマのテザインに

裾が広がっているチューリップ型のスカートがある。

フライト中の機能性を考えるとヒラヒラのワンピースは無理だから、

スリムなラインで、裾方向には広がっているようにみえるデザインを

採用するのではないかと予想した。

袖はワキの下が見えないよう、すぼんでいるデザイン。

CAfun管理人の予想はエールフランスの制服とJAL6代目制服を

ミックスしたような感じをイメージしている。さぁ果たして当たるか!?






エールフランス現行制服






CAfun予想! JAL10代目制服



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2012.12.16