新型機

〜787と新幹線〜





JAL787はサンディエゴ、ヘルシンキへも就航予定。世界の翼 復活か!



ANAがボーイング787の初号機をやっと受領したのは2011年11月。

JALの787も2012年4月にはボストン線に就航。

新型機というのは何にしてもワクワクする。乗り物好きの男の子(おっさん)としては

機会があればぜひ乗ってみたいものだ。



毎度の文句っタレで申し訳ないのだがANAの787の宣伝が

以前から気になっていた。何かしっくり来ないというか、すっきりしないというか・・・

「新型機787は機体パーツにカーボンファイバーを使用し、燃費も従来の

機体と比べて20%も効率がよく・・・」

燃費が良いことばかりを宣伝されても、それが乗客にとって直接的に何の得になるのか?

燃費が良いから787の便だけ燃料サーチャージが安くなるとか!?

燃費が良い、燃費が良い、ばかり聞かされて

だんだんムカムカしてきたのはCAfun管理人だけだろうか(笑)



具体的に乗客にとってどんなメリットがあるのかをもっと宣伝してほしかった。

たとえば窓も大きくなっているわけだし、空調も加湿機能がついている、

荷物棚の収納が楽になった、トイレにウオッシュレット、などなど。

そんな点は置いてきぼりで燃費の話ばかり。宣伝戦略を誤っているとしか思えない。



タッチパネルで好きな時に好きな料理を注文、

しかし機内の作業は追いつかず大混乱でタッチパネル注文は廃止、

というANAの失敗は記憶に新しい。客の立場になってモノを考えれば、

おのずからそんな余計なシステムは作らないはず。

最近のANAの企画・宣伝を担当している人たちはどうかしている。





かつてボーイング747がデビューした際、2階席のラウンジ設備は画期的だった。

JALはスカイスリーパーという完全な寝台席を作り、話題になった。

新型機であればそんな新しい設備に期待をしたい。

エアバスA380の場合、バーやラウンジの設置は当たり前になったようだ。

スペースが広い分、いろいろな工夫が見られるのは楽しい。




かつての747。(左)バンナム、(右)フィリピン航空にもあったFクラスの寝台席



A380。(左・中央)大韓航空、(右)エミレーツ




バー、ラウンジ・・・

いずれにしてもCAとまずは話をすることが目的なので

そのためにはゆっくり話せる空間が是非とも欲しい。

トイレの横でも、どこでもいいので(笑)





新型つながりで新幹線の話題。CAfun管理人は新幹線が嫌いだ。

多種多様な駅弁やら食事をいろんな席で食べ始めるので匂いが漂ってくる、

換気能力が弱いようで匂いが車内にこもる、

高速道路と同じで車窓の景色がつまらない。各駅停車のほうがまだいい。

最近ではギュウギュウ詰めの「のぞみ」を避けて「こだま」に乗ったりする。

むかし鉄道に食堂車があった頃は旅の情緒みたいなものがあって楽しかった。



さて先日、東北新幹線のはやぶさに乗る機会があった。E5系という新型車両。

満席に近く、3列シートの真ん中の席に座った。両側に人がいると非常に狭い。

飛行機だと例え両側を挟まれても、強烈に狭いとは感じないのだが・・・

まあ機種にもよるが昔はDC10の5列シートなんていうのもあって

真ん中はさぞ苦しいだろうな、と見ていたことがあった。

せめて中央のシートだけは少し広めにするとか考えてほしいと

思っていたら今はそんな仕様のシートもあるらしい。





これはJALのDC10。中央5列という仕様もあった



帰りの新幹線で「はやぶさ」のグランクラスを見に行った。

うーん、カッコいいではないか。しかし色の趣味が悪いんでないかい!?





はやぶさ



新幹線の女性アテンダントは車両の中でお出迎えをしていた。

写真撮ってもいいですか?と声をかけると「はい、どうぞ」と笑顔。

まだ初々しさがある新幹線のお姉さんたち。

「写真はお断りします」なんていう暴言!?を吐くいまどきのCAとは大違いで、

こういう些細なことが良い旅の思い出につながるわけで・・・

などと心の中でつぶやくCAfun管理人だった。





そこが出迎えの定位置ですか



新幹線のパーサー、アテンダント、

いずもお姉さんのレベルが年々あがっているように思える。

昔はヤンキーのおねえちゃんみたいな売り子ばかりだったような気がする。

しかし今は綺麗なお姉さんも多く混じっていたりして新幹線もバカにできなくなった。

サービスについて勉強しているような場面がテレビで流れたりもするが

基本的には保安要員ではないだろうから、スチュワーデスとは違いを感じる。

が、しかし、昔は鉄道に乗務する女性は憧れの職業だったらしい。

今と違って試験は難関で・・・いやもっと昔はバスガイドが憧れの職業だった。

50年、100年先、スチュワーデスは平凡な職業になり、新たな憧れの職業が現れるのだろうか!?

その頃には死んでるから関係ないか、っと。




憧れの職業 - 特急のウエイトレス・大原麗子

憧れの職業 - バスガイド・高峰秀子




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2012.3.16