CAと知り合うには

〜後悔 先に立たず〜





名刺は渡さず、お見合い席にも座らなくなったCAfun管理人。

試しに空いている便で勝手に席を移動し、一番後ろの通路側に座ってみた。

747の通路側、最後部席。孤立空間はCAもこちらも人目を気にせず済む。

かなり長い時間、CAと楽しく会話が出来た。いよいよ降機の時間が近づく。

会話は盛り上がっている。



後は連絡先を聞くだけなのだが、「電話番号を教えてもらえますか」

の一言をと切り出すキッカケがない。会話は楽しく弾んでいるのに、

連絡先を聞くキッカケが会話の中にまったく無い。最後部ドア前で

笑顔で立ち話を続けるCAfun管理人とそのCA。

すでに前部のドアは開き、降機する乗客の列は前へ前と進んでいる。もう時間がない・・・。



孤立空間ゆえに、乗客が降りていくとますます孤立し最後部にいるのは

CAfun管理人とそのCA、そして反対側のドアに立っている別のCAの三人だけとなる。

チラッと反対側のドアを見るとその別のCAの視線が気になる。こちらを見ているのだ。

早く行けばいいのに、という顔をしているようにも見えた。そこでCAfun管理人のとった行動とは・・・



「どうもありがとうございました。お仕事がんばってください!」

と爽やかに挨拶をしその場を去った・・・。

CAもニコリと笑って「ありがとうございました」と返してくれる。

会話を楽しみ、ナンパもせず、好感度抜群の良い乗客であったと思う。




最後部"お見合い席"からみたジャンプシート




タイミングを逃し、キッカケを失い、プレッシャーに負け、

あと一歩踏み込む勇気を出せなかった。

成功するチャンスをわざわざ自分から放棄したようなものである。



またあのCAと遭遇できれば、間違いなく連絡先を聞けるはずだと自分を慰め、

次に乗ったときに偶然に会えるかもしれないと思ってもみたが、

それからそのCAとは今現在も出会えないままである(笑)



そのCAは当時でもめずらしいくらい、かなりの美人であった。

チャンスは一度きり、逃がした魚は大きい。

何もせずに後悔するのと、何かをして後悔するのでは後者のほうが遥かにマシ。

後から考えれば考えるほど悔しい・・・失敗する時は必ずこの三拍子が揃っている。

「タイミングを逃し、キッカケを失い、プレッシャーに負け・・・」

成功する時はこの真逆。

タイミングを逃さず、キッカケを作り、プレッシャーに勝つ!




機体最後部にて。




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2009.10.19

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