スチュワーデス研究
全日空制服特集
〜2005年 アツロウ・タヤマ〜
2005年から着用されている9代目制服。
2014年に改訂の予定もあるが制服改訂のスケジュールは
変更になったり中止になったりするケースも多い。
状況によってはこの制服が続く可能性もある。
さて、アツロウタヤマ制服だが夏服・冬服の区別が
なくなった。これはJALと同様に経費対策と思われる。
制帽は廃止、そして今まで支給品だった靴・パンストも
支給がなくなり自前で買うことになった。
個性が現れるかと思いきや、このあたりは
色やデサインの推奨を設けていて奇抜なものを
着用しないように制限されている。
アイテムはジャケット、スカート、ベルトに
プラウス、ポケットチーフ、スカーフ、エプロンが2色。
数も色もコストを考慮して以前より格段に少なくなっている。
遠目で見るとよくわからないが、ジャケットとスカートは
細いラメのストライプが入っている。
ラインは細く、ウエストがしぼられたデザインは
細いシルエット、スリムな印象が特徴的。
まぁいくら細いラインの制服であっても太い人が着ると
太い制服になってしまうのは仕方がない・・・
シックでおとなしい制服。悪くいえば地味。
2色あるブルーとパープルのスカーフ・ブラウスも
派手なイメージとは遠い。主観丸出しの意見としては、
JALがイナバヨシエを2代続け、
地味なスーツを続けてしまった失敗と同じ。
JALよりは変化はあったものの、ANAはストライプスーツを
2代続けてしまったのは誤りだと思う。
制服改訂は変化の大胆さと制服への新しいイメージや期待を
膨らませるためのもの。
コスト削減であるとか、仕事のしやすい機能などは
重要なものとは思うが乗客にとっては関係のないこと。
近年ではアップルのipadやiPhoneなど、
アップル社のモデルチェンジに対する興味と期待はとても大きい。
車や鉄道、コンピュータやカメラ、
それらと同列にするには無理があると
考える方もいるかもしれないが
制服を着たCAは航空会社の大事なイメージのひとつ。
運送という商品を他社と差別化するための
重要な商品宣伝の一部だと思う。
CAファンにとっては普段の辛い仕事を忘れ、
機内で妄想に浸る快楽のひとときを想像する
甘美な華のような存在(なんのこっちゃ)
次回のANA制服改訂に期待してみたい。
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