スチュワーデス研究

スチュワーデスにまつわる噂にはタチの悪い点がある

つい数年前までは多少のエロ系記事を掲載している雑誌、

週刊現代、週刊ポストなどは機内の搭載雑誌だった

飛行機が空港に到着し、次の出発までの時間、CAたちは機内で休憩しているのだが、

この間に週刊誌やスポーツ誌などに目を通しているヒマなCAも少なくない

雑誌やスポーツ誌に書かれている芸能関係、またスッチーを扱った記事は

今どきのCAも昔のCAも興味津々、CA同士でゴシップ記事の話もする

例えば機内搭載の週刊誌に「ピンクリスト」に関する記事が載っていたとする

それを見たCAは「そんなのがあるんだ。へぇー」と同僚CAに話す

それを聞いた同僚CAが航空関係者ではない者に話をする

するとその情報は「スッチーが言っていたホントの話」として伝わってしまう

週刊誌が書く情報は多少の事実を元にしたフィクション記事というケースは多い

つまり元ネタがまったくのウソだと始末の悪いことになる

その一例として、某週刊誌の記者から聞かせてもらった話がある

それは雑誌によくあるスチュワーデス覆面座談会での事

記者曰く

「このあいだ、スッチー座談会をやったんです。

　現役スッチーから芸能人の面白い話を聞かせてもらいました。

　大阪のステイ先ホテルで あるスッチーが早朝の集合時間に現れないので

　ホテルマンとチーフパーサーがキーを開けて部屋に入ると、

　そのスッチーはバスルームで裸のまま、有名な若手お笑い芸人と寝ていたそうです」

これは「大阪東洋ホテル事件」

事件は実際にあったらしいが、どこまでが事実でどこまでがフィクションかは不明

スッチー座談会でこの事件を話したCAたちはギャラをもらい取材を受けた事で、

なるべく多くを話さねばならぬと思い、ありったけの情報を記者に伝えたのであろう

彼女たちがどこかの週刊誌に書かれている情報か、

同僚CAから聞いた話を記者に話したことは確実である

なぜならば東洋ホテル事件は4-5年前の話、そのCAたちは入社3年目だったからである

記者は現役スッチーから良い情報をもらった！と思ったのだろうが

無理もない。目の前で現役スッチーがそんな話をすれば

誰でもマトモに信じてしまうはずだ

もしもこの話に尾ひれが付けば、噂は更に成長していたに違いない

上記のようなケースがスチュワーデスにまつわる噂の基本的なパターンであると分析する

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