スチュワーデス研究


スチュワーデスにまつわる噂 分析









白百合会 (しらゆりかい)・黒薔薇会 (くろばらかい)


この噂の初登場はなんと30年以上も前である

バブル景気の頃に発生した噂と思われる。内容はこうだ





JALの社内で売春を取り仕切るグループがあり、それは組織化されている

名称は「黒薔薇会」

客は医者、弁護士、一流会社の重役クラスなど、

社会的に地位のある男性ばかり

口外されては困る事もあり、客は選ばれた者だけである

料金は客によって変動する


組織は全員スチュワーデスで運営している為、スケジュール管理は容易

常時、数人のスチュワーデスがスタンバイ出来ている

このグループを取り仕切っているのは

チーフパーサークラスのベテランスチュワーデス

新人スチュワーデスが入社して来ると

ベテランスチュワーデスがめぼしい子に声をかけ、グループ入りを誘うという

セックスが好きな子、ブランド品などを買いたくてお金が欲しい子など

スケジュールがオフの日の効率の良いバイトである





この噂の場合、週刊誌で記事になったほか、

スチュワーデスの実態などを扱った単行本などにも掲載されたこともある

雑誌などへの噂の登場回数も10回は軽く超えているだろう

初登場からかなりの年月を経た現在でも根強く語りつがれている

組織の名称は記事によっては相違があり

「白百合会」「白薔薇会」「黒百合会」「黒薔薇会」「ゆりだか会」

この5種のうち、いずれかが書かれている

仕切っているのがベテランスチュワーデスではなく

男性の管理職となっている事もあった

実際にJAL社内でもこの売春組織の噂を耳にした事のある社員は少なくない

さてこの噂は真実か?

詳細な部分も矛盾はなく、あってもおかしくない話ではあるが・・・



当サイトの分析としては「口裂け女」や「トイレの花子さん」と同様の

都市伝説の類いと推測。

この組織を実際に利用した客の話やこのグループに属しているCAの話が皆無で

「その噂は聞いた事がある」程度で話が終わってしまう

長い期間、全く情報が漏れずに社内で売春組織などを

運営するのは不可能に近いのではないか



かなり長い期間、同じ話が断続的に語られている事も怪しい

少しは姿や形を変えるのが普通ではないか

噂の出所を検証すると「会社の同僚から聞いた」

「友だちの友だちが利用したらしい」などの証言ばかり

また「週刊誌に書いてあった」などという証言もあって(笑)

噂が伝達して行く過程はまさに都市伝説型の噂そのもの

白百合会・黒薔薇会というのは単なる噂と結論づけたい



CAが2-3人の小グループで援助交際というなら

少しは現実的な話かもしれないが社内で仕切って組織化ともなると

会社側も黙っちゃいない(笑)







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